Worldcoin(ワールドコイン)のWLDはOrbという専用機器で虹彩認証を行うことで無料で入手できる暗号資産(仮想通貨)です。WLDは様々な用途に活用でき、買い物、日本円への換金、投資など、多岐にわたる使い方が可能です。
この記事では、WLDの5つの主要な使い方について、それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説しました。
初心者から上級者まで、あらゆるユーザーがWLDを最大限に活用するための情報となっているので、ぜひチェックしてみてください。
WLDの使用方法5選
- World Portalでの使用
- 直接WLD決済できる場所での使用
- 暗号資産取引所を介した出金
- 自分のwalletでの管理とDeFi活用
- WorldApp内での保管・運用
この5つの使用方法について、以下の5つの視点で点数をつけた表が以下のものです。
- 初心者向け
- 取引スピード
- サービスの幅広さ
- 資産運用の可能性
- カスタマーサポート
それぞれの項目について、メリットとデメリットを詳しく解説していきます。
1. World portalでの使用 (37/50点)
World Portalは、WLDでお買い物ができるサービスです。
World Portalを使えば、Amazonや楽天をはじめ、ほとんどのECサイトでWLDでオンラインショッピングを楽しむことができます。
World Portalの詳細はこちらをご覧ください。
World Portalについて ~WLDでお買い物ができるサービス~
メリット:
- 初心者に非常に優しい設計
誰でも簡単にWLDを使用した買い物ができる設計になっている。
専門知識は一切不要でWLDを日常生活に使用できる。 - サービスを即時利用可能
新しくアプリをダウンロードしたり、暗号資産取引所の口座開設を行う必要がない。
サービスをすぐに利用できるため、WLDを使用したい人にとってメリットが大きい。 - 幅広い商品を購入可能
Amazonや楽天をはじめ、様々なECサイトを利用できるため、オンラインで購入できる商品であればほとんどすべての商品を購入できる。 - 充実したカスタマーサポート
World Portalは、World Foundationと連携した事業やOrb認証事業を行っているWorldcoinの専門家が運営している。
問題が発生した時でも、迅速かつ適切な対応が期待できる。
デメリット:
- 資産運用は行えない
商品の購入にWLDを使用するものであるため、WLDを使った資産運用を行えるわけではない。
World Portalを使えば日常生活の買い物にWLDを直接利用できるため、非常に便利で使いやすいサービスであるといえます。WLDのエコシステムを利用するための入り口としても機能しています。
特別な準備や知識もいらないため、特に初心者にとって安全でオススメです。
ただし、あくまでもWLDを買い物に使用するためのサービスであるため、高度な資産運用を行いたい人のためのサービスではないことには注意が必要です。
上級者の場合、資産運用を行った上で、最終的にWorld Portalを使って買い物をするといった使い方が考えられます。
2. 直接WLD決済できる場所での使用 (31/50点)
この方法は、実際の店舗でWLDを直接支払い手段として使用することを指します。
例えば、WLDに対応した飲食店での支払いなどが含まれます。
メリット:
- 取引速度が非常に速い
店舗でWLD決済を行う場合には、PayPayなどに代表されるQR決済と同じように決済を行う。
このときの取引速度は非常に早く、支払いは一瞬で完了する。 - 優れたカスタマーサポート
店舗やサービス提供者が直接サポートを提供してくれるため、初心者でも迷わずに使用できる。
店舗での直接決済であるため、支払トラブルが発生する可能性は非常に低い。
デメリット:
- 利用可能なサービスが限定的
WLDを直接受け入れる場所は非常に限られている。 - 資産運用は行えない
単純な支払いに限定されるため、投資や運用の機会があるわけではない。
直接WLD決済できる場所での使用は、店舗で直接サポートを受けながらスムーズな決済を行えるため初心者向けであると言えます。
ただし、直接WLD決済できる場所自体が非常に限られていることには注意が必要です。
代表的な場所としては東京・銀座にあるCryptoBar P2Pがあげられます。
これはCryptoBar P2PでWLD決済を行っているときの様子です。
1,300円分のWLDをWorldAppから送付して、牡蠣ラー油を購入している動画
https://x.com/CryptoBarP2P/status/1762448423951974416
3. 暗号資産取引所を介した出金 (29/50点)
この方法は、WLDを暗号資産(仮想通貨)取引所に送金し、そこで他の暗号通貨や法定通貨と交換したり、出金したりするものです。
WLDを日本円として銀行口座に出金するための唯一の方法です。
詳しいやり方についてはこちらの記事をご覧ください。
WorldAppのWLDを銀行口座に出金して日本円にするまでの5Step
メリット:
- 日本円への換金が可能
暗号資産取引所を介してWLDを日本円として銀行口座に出金することができる。 - 幅広い取引オプション
様々な通貨との交換が行える。
WLDを別の暗号資産に交換することができる。 - 資産運用が可能
取引所内でのトレーディングを行えるだけでなく、取引所によってはステーキングなどのサービスを利用できる。
デメリット
- 海外暗号資産取引所の口座開設が必須
WLDは国内暗号資産取引所に上場していないため、海外暗号資産取引所での口座開設が必須となる。
口座開設には書類の用意・提出など一定の時間と手間がかかる。 - 日本円にする場合は国内暗号資産取引所の口座開設も必須
日本円として銀行口座に出金を行いたい場合は、国内暗号資産取引所の口座開設も必須となる。 - chain選択等、初心者には少し複雑な作業がある
WLDがoptimism chain上の暗号資産であることや、取引所の使用方法をある程度理解する必要がある。
使用方法を誤ると資産は失われてしまう。
この方法は、日本円への直接の交換を行える唯一の方法です。
また暗号資産取引所に上場しているほかの暗号資産と交換することもできます。
ただし、口座開設に手間がかかり、取引所の操作に慣れる必要があります。
また、海外暗号資産取引所を使用することから、常にセキュリティリスクにも注意してください。
4. 自分のwalletでの管理とDeFi活用 (29/50点)
ユーザーが個人のwallet addressでWLDを管理し、分散型金融(DeFi)プロトコルを利用してより高度な金融サービスにアクセスする方法です。
詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
メリット:
- 中央集権的な仲介者を介さない取引が可能
使用するプロトコルにもよるが、一定のプライバシーを保ちながら、即時性のある取引を行える。 - 高度な資産運用が可能
レンディング、流動性提供、イールドファーミングなど多様な選択肢から運用を行える。 - 様々なDappsを利用できる
資産運用に限定しない多様なサービスを利用できる。
WLDを原資にしたエアドロップ活動を行ったりすることも可能。
デメリット:
- 初心者には非常に難しい
技術的な知識と経験が必要であり、初心者には向かない。
資産を失うリスクが最も大きい。 - カスタマーサポートがほとんどない
自己責任での高度なリスク管理が求められる。
この方法は、最大の自由度と潜在的なリターンを提供しますが、同時に最も高いリスクと複雑さを伴います。
初心者の方は暗号資産についての理解を深め、失ってもよい資金の範囲で試してみることを強く推奨いたします。
5. World App内での保管・運用 (26/50点)
Worldcoin専用アプリ「WorldApp」でWLDを保管する方法です。
WorldApp内では、限定的な資産運用を行うこともできます。
詳細についてはこちらもご覧ください。
WorldAppで資産を保有する方法 ~WorldApp上で管理できる4つの暗号資産~
メリット:
- 放置するだけなので簡単
WLDのまま保有する場合は、獲得したWLDをそのまま放置するだけなので、特に何かするものではない。
非常に簡単で初心者向きであると言える。 - 取引速度が速い
WorldApp内でほかの暗号資産に交換する場合は、WorldApp内で作業が完結するため取引速度は非常に速い。
デメリット:
- 利用可能なサービスが限定的
資産をそのまま保管するだけであり、特定の用途にWLDを使用できるわけではない。 - 資産運用の選択肢が少ない
WorldApp内で保有可能な資産はWLD、BTC、ETH、デジタルドルの4種類のみ。 - カスタマーサポートは限定的
Worldcoinのサポート体制は限定的であるため、問題が発生した際には自分で試行錯誤して解決する必要がある。
World App内で資産を保管することは、特に何かするわけではないためWLD保有者であればどなたでもできる方法です。
とりあえずWorldApp上でそのまま保管しておき、必要に応じてWorld Portalで買い物を行ったり、DeFiで運用したりといった「繋ぎ」の手段として活用するものになります。
まとめ:WLDを使ってみよう
WLDの使用方法は、ユーザーの経験レベル、目的、リスク許容度によって最適な選択が異なります。
初心者にはWorld Portalでの買い物への利用や、店舗での直接のWLD決済、またWorldAppでそのまま保管し続けることが安全な方法です。
暗号資産取引所を介した方法は、より多くの選択肢を提供しますが、準備の面倒さと操作の複雑さが課題です。海外暗号資産取引所を必ず使用することになるため、セキュリティ上のリスクも付きまといます。
自分のウォレットでの管理とDeFi活用は最も高度で自由度が高い方法ですが、同時に最もリスクも高くなります。
ぜひ、WLDに求めることや知識レベルに応じて、これらの方法を適切に組み合わせ、WLDの利用を最適化してください。